山田相談員

クレジットカードで買い物や支払い。
生活費や遊ぶお金が足りないからカードでキャッシング。
高額商品をローンで買う。
多重債務はちょっとしたきっかけから。

クレジットカードで買い物。ローンを組んで買い物。 少額をキャッシング(全て借金)→支払いが苦しくなって、カードのキャッシングや消費者金融で穴埋め(さらに借金)→キャッシングや消費者金融へ支払えず、他の会社で穴埋め(借金に借金を重ねる)→自分では支払えないくらいの金額にふくらむ…これが多重債務です。上記に挙げたすべてが、借金を作っている行為なのです。

トラブル回避のポイント

  • 本当に必要な買い物・支払いか、一度立ち止まって考える

    クレジットカードによる買い物・支払い=借金だと知り、本当に必要かどうかもう一度考えてみてください。

  • 収入に合わせた利用を心がける

    クレジットカードを利用するときは、月々の収入の中でゆとりを持って返済できる範囲での利用にとどめておくよう、心がけましよう。また支払いが遅れると、遅延損害金の支払い義務が生じるので、注意が必要です。

  • 借金のための借金をしない

    収入不足や支払い、借金の返済のためのキャッシングや消費者金融の利用はしないで、早く相談窓口に相談しましよう。

  • 他人にカードを貸さない

    カードの貸与は禁止されています。カードを貸して利用されても、支払いの義務はカード所有者本人にあります。絶対に貸さないようにしましよう。

クレジットカードショッピングも実は「借金」のひとつ。仕組みを知って、上手に使おう「クレジットカード」

クレジットカードは、手元にお金がなくても、欲しいものを買うことができる大変便利なものです。しかし、使いかたを間違えれば返済が滞り、借金が雪だるま式に増えていく、危険なものでもあります。クレジットカードで買い物することは、実は「借金」を作っていることだと忘れず、 仕組みをよく理解して、慎重に上手に利用しましょう。

クレジットカードのしくみ

クレジットカードショッピングは利用者と販売業者のほかに、代金の立替払いをするクレジット会社が入る3者間契約になります。クレジットカードのしくみ 図解

<返済方法>

分割払い

買い物金額を支払回数で割って支払い金額を決める方法。分割払いの手数料を加算してクレジット会社に払います。 支払い回数が多くなるほど手数料は高額になります。

リボルビング払い(リボルビングシステム)

利用金額に関係なく、毎月同額か同率の金額を支払う返済方法。略して「リボ払い」とも呼ばれます。最近では、利用残高が多いと返済額も増えるスライド式のリボもあり、翌月の返済額が分かりにくくなっています。毎月の最低返済額が比較的少額なので、支払いやすいと思われがちですが、返済期間が長期化し、総支払い額もふくらんでしまいがちです。支払っても支払っても元金が減らないといった苦情も出ています。さらに、返済のために新たな借り入れを重ねるようになったり、多重債務で苦しむ場合もあります。リボ払いイメージ

クレジットカードの落とし穴に注意!

  • ●商品購入やお金の借り入れがすぐできるので、買いすぎる・借りすぎる
  • ●使いすぎると、自分の借金の総額が分からなくなる
  • ●支払日を忘れると、高い延滞料(遅延損害金)をとられる
  • ●クレジットカードを落としたり、盗まれると他人に使われ、あなたに請求がくる
  • ●悪質な業者の場合、決済の際にカードのデータを読み取られ、偽造カードを作られ、あなたに請求がくる

[クレジットのいろいろ]
●クレジットにはクレジットカードのほかに、買い物のたびにクレジット会社と契約する個別方式のものがあります。

  • ●その買い物は本当に必要ですか?
  • ●支払い方法や手数料など契約内容を正しく理解していますか?
  • ●確実に支払っていける金額ですか?
  • ●カードの保管に気をつけてください。
  • ●カードの暗証番号を生年月日などわかりやすいものにしないでください。
カードを使う前に考えよう

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