半年前からある芸能人とやりとりしている。きっかけは,芸能人の○○さんから間違いメールがきたので,違うと返信したことだ。すると,相手から,「親切な人なのでこのままメールしたい」と言われ,普通にメールのやり取りをしていた。すると,相手が会社の携帯電話を使っているのがばれて取り上げられたとのことで,とあるサイトの中で連絡のやりとりをすることになった。サイトでのやりとりは,最初の1週間は無料だったが,その後有料となった。このことは相手も知らなかったようで,びっくりしていた。お金は,コンビニ電子マネーで支払っていたが,お金がないのでメール交換を続けるのが難しくなった。相手方から,引き続きやり取りは続けたいと言われた。友人に相談したところ,それは詐欺ではないかと言われた。(相談者・契約者 40歳代 女性)
いわゆるサクラサイト商法と呼ばれる詐欺の手口と思われます。一切の連絡をしないようにしましょう。
また,電子マネーの帳票は,お金を支払った証拠なので,捨てないようにしましょう。
困った場合は,県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
“サクラサイト商法”とは、サイト業者に雇われたサクラが異性、タレント、弁護士等になりすまして、消費者の様々な気持ちを利用し、サイトに誘導し、メール交換等の有料サービスを利用させる手口で、出会い系サイトにとどまらず、様々なサイトなどで消費者を待ち受けています。
「サイトに高額なポイント代金を支払ってしまった」などの“サクラサイト商法”に関しての相談が当センターにも寄せられています。
被害にあわないように,以下の点に注意しましょう。
◆サイト利用のきっかけとなる迷惑メール等には絶対に返信しない。特に、「お金をあげる」、「タレント等の著名人と会える」等、本当かどうか確認できない相手とメール交換をしないようにしましょう。
◆詳細な個人情報を安易に他人に教えないようにしましょう。
不安に思われることがあったら,消費者ホットライン(電話番号:188)または県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
SNSから有料メール交換サイトに誘導された-(国民生活センターホームページ)
詐欺的な“サクラサイト商法”にご用心!-悪質“出会い系サイト”被害110番の結果報告から-(国民生活センターホームページ)
サクラサイトトラブル-(消費者庁ホームページ)