玄関の鍵が開かなくなり,夜遅かったので,ネットで探した業者を呼んだ。広告には開錠は数千円~とあったが,94,600円請求された。1万円のみ支払いをしていて,後日請求書を送ってくるらしい。高すぎると思うが,支払う必要があるのか。
請求金額に納得がいかない場合は,すぐに支払わないようにしましょう。業者のホームページの金額を確認し,金額に開きがあり,現場で事前に見積りを聞かされていないこと,他社の見積を伝えて,減額交渉することも一つの方法です。
また,事前に聞いていた金額と実際の請求額に相当な開きがある場合等は,クーリング・オフを適用できる場合があります。困った場合は,県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
暮らしのレスキューサービスに係る相談は,当センターにも多く寄せられています。相談の多くが,「インターネットで検索をして一番上に表示された業者に依頼をした」という人がトラブルに遭っているケースがみられます。
被害にあわないようにするために,次の点に注意してください。
◆鍵を紛失したり,壊れて家に入れないようなトラブルが発生した場合,パニックになって慌てて呼んだ最初の業者と契約しがちですが,複数社から見積もりを取って,作業内容や料金をよく確認してください。
◆インターネットの検索上位=優良業者という意味ではないので注意してください。
◆日ごろから、信頼できる業者を探すなど情報収集をしておきましょう。
不安に思われることがあったら,消費者ホットライン(電話番号:188)または県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
クーリング・オフ(cooling off)とは,契約の申込みや締結後,消費者が契約について頭を冷やして考え直す時間を置き,一定期間内であれば,消費者から無条件で契約を解除できる制度です。
訪問販売や電話勧誘販売など,不意打ち的な勧誘による契約に適用され,クーリング・オフできる期間は取引の形態によって異なります。
クーリング・オフとは
クーリング・オフ- (独立行政法人国民生活センターホームページ)
水漏れ、解錠、トイレ修理…緊急時の駆け付けサービスのトラブルにご注意!-(政府広報オンライン)