昨夜,自宅に「今の電話代を半額にできます。」と電話が架かってきて,興味があったのでうっかりその場で了承してしまった。
光回線のモデムは2日後に届くように手配すると言われたが,よく考えると,事業者の名称も契約の詳細もわからず不安になった。翌日,キャンセルするために事業者に電話をしたら「今日と明日はお休みです」とアナウンスが流れた。どうしたらいいか。(相談者・契約当事者 80歳代 男性)
電気通信事業において,光回線の契約は「初期契約解除制度」の対象となります。「初期契約解除制度」では契約書面が届いた日を含めて8日以内であれば,違約金なく解約することができます。(ただし,事務手数料や工事費,既に利用したサービスの料金は支払う必要があります。)契約解除の申し出をしてください。
光回線サービスの電話勧誘については,大手電話会社を名乗って勧誘が行われることや,「現在契約している会社のプラン変更だと思って承諾したらまったく別の事業者との契約になっていた。」「今より安くなると言われたので契約したが,実際は高くなっていた。」などというケースもあります。
勧誘をされてもすぐに契約せず,サービスの内容や料金,オプション契約や違約金の有無などをしっかり確認し,現在の契約内容と十分に比較して慎重に検討し,必要がない場合ははっきりと断りましょう。
また,契約する際には,契約相手となる事業者名や連絡先などをきちんと確認しておき,届いた書面は必ず確認してください。
「初期契約解除制度」について不安に思われることがあったりトラブルに遭われたときには,消費者ホットライン(電話番号:188)または県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
光回線サービスの卸売に関する勧誘トラブルにご注意!(独立行政法人国民生活センターのホームページ)