ハワイ旅行へ行くため、インターネットで検索し、一番上に表示されたウェブサイトを米国政府の公式サイトだと思い、電子渡航認証(ESTA)の申請手続きを行った。代金は日本円で2万円とかなり高額だったが、クレジットカードで支払った。その後、よく確認したところ、私が申し込んだサイトは政府の公式のサイトではなく、民間の申請代行サービス業者のサイトだとわかった。決済についてキャンセルできないか。(相談者・契約者 50歳代 女性)
ネット検索で、一番上に表示されるサイトが公式サイトとは限らないので注意が必要です。 ESTAなどの電子渡航認証の申請代行サイトは、海外の事業者が運営している場合も多く、また、申請手続き後のキャンセルには応じない旨が利用規約に定められているケースでは、解約・返金の交渉は困難です。申請手続きを申し込む前に、アメリカ大使館のホームページ等で公式サイトのURLを確認しましょう。
申請代行サイトは、検索結果画面の上部に表示されたり、公式サイトに似たデザインのものもあり、消費者が申請代行事業者のサイトと気付かないケースがみられます。
申請代行サイトを通じて申請を行うと代行手数料が請求されるため公式サイトで申請した場合より費用が高くなる場合があります。申請の際は各国の大使館ホームページ等で所定の費用や公式サイトのURL等を事前に確認しましょう。
◆ESTA公式サイト(米国国土安全保障省(税関・国境取締局)
ESTA、eTAなどの電子渡航認証の申請代行サイトで高額請求された!-(独立行政法人国民生活センター)
ESTA等の電子ビザの申請代行サイトに関する相談-(国民生活センター越境消費者センターCCJ)