電話で、大手通信会社を名乗り、「固定電話のIP網移行に伴い工事が必要」と言われ、了解したところ、光回線の契約だった。解約したい。(相談者・契約者 80歳代 男性)
通信契約については、契約書面を受領後、一定期間であれば理由を必要とせずに契約を解除できる初期契約解除制度があります。契約に関する書類を受け取って8日までに書面で通知する必要があるので、速やかに書面を発信しましょう。また、電話でも事業者に解約の意思を伝え、予定されている工事を止めるよう伝えましょう。事実と異なることをいう不実告知は、消費者契約法に反するため契約解除できる場合もあります。
困った場合は、県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
NTT 東日本とNTT 西日本(以下、NTT 東西)は 2024 年以降、固定電話の IP 網への移行に伴い同社の局内設備の切り替えを予定しています。
固定電話のIP網移行に伴う局内設備切替では、利用者側での手続きや自宅での工事は不要です。また、利用中の電話機や電話番号はそのまま利用できます。
固定電話やアナログ回線が使えなくなるなどといった、固定電話のIP網移行等に便乗した光回線などの販売勧誘には十分に注意しましょう。もし不要な契約であれば、きっぱり断りましょう
不安に思われることがあったら、消費者ホットライン(電話番号:188)または県やお住いの地域の消費生活相談窓口、もしくはNTT東西の固定電話のIP網への移行に関する問い合わせ先へご相談ください。
【NTT東日本】 0120-815-511
【NTT西日本】 0120-190-022
受付時間:午前9時から午後5時まで(12月29日から1月3日までを除く)
このままでは固定電話が使えなくなる!?それって光回線の“便乗”勧誘かも-固定電話のIP網移行に伴う利用者側での手続きは不要です(国民生活センターホームページ)