「ガスの無料点検を行う」「ガス給湯器を検査する」などの電話があったので、ガスの点検・検査だと思って承諾したところ、地元ガス会社とは無関係な会社が来訪し、「今使われている給湯器は古い機種なので、このままでは火事になる」「新しい給湯器にすると月々の光熱費が安くなる」「本日契約すると安くする」などと言われ、高額なガス給湯器に買い替えさせられた。(相談者・80歳代 女性)
点検・検査と称して訪問してきた業者に、ガス給湯器や電気温水器の買い替えを勧誘されて契約したものの、「あとから他の業者に聞くと数十万円も高かった」「給湯器の販売店に聞いたら買い替えは必要ないと言われた」「まだ使用できるのに高齢の親がよくわからず契約させられた」などとして、解約したいという相談が消費生活相談窓口に寄せられています。
・「無料で点検・検査する」と訪問してくる事業者には慎重な対応をしてください。
・給湯器の危険性や経済性を指摘されると冷静に判断できず、その場で即決してしまいがちですが、すぐに契約せず、まずは買い替えの必要性や、買い替えする場合の必要な機能や容量などについて販売店やメーカーに相談してみましょう。
・買い替えするときには複数の事業者から見積もりを取り、よく考えてから契約するようにしましょう。
なお、訪問販売により給湯器や温水器等の購入契約をした場合は、適正な契約書面を受け取った日を含めて8日以内であればクーリング・オフが可能です。
クーリング・オフの方法など、不安に思われることがあったら、消費者ホットライン(電話番号:188)又は県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
給湯器の点検にご注意ください-70歳以上の高齢者を中心にトラブル急増!-(国民生活センターホームページ)