スマートフォンに「荷物を配達したが不在だったので持ち帰った,連絡するように」という内容のSMS(電話番号宛てのショートメッセージサービス)が届いた。心当たりがない。(相談者 70歳代 女性)
1 SMSやメールで「不在通知」が届いても,メールに記載されているURLには安易にアクセスしないようにしてください。
2 URLにアクセスした場合でも,提供元不明のアプリをインストールしたり,ID・パスワードを含む個人情報を入力しないようにしましょう。
3 偽サイトにID・パスワード等を入力してしまった場合は,すぐに変更手続きを取ってください。また,不正なアプリをインストールした場合は,アプリをアンインストールしてください。(ID・パスワード等の変更方法やアプリのアンインストールの方法については,契約されている携帯電話会社にお問合せいただくか,独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のホームページを参考にしてください。)
4 携帯電話会社が提供する迷惑SMSやメール対策サービス,セキュリティソフト等を活用し,キャリア決済の限度額を必要最小限にするか,利用しない設定に変更しましょう。
宅配業者を装った「不在通知」の偽SMSには,偽サイトに誘導するためのURLが記載されています。アクセスして不正なアプリをインストールした結果,同じ内容のSMSが自分自身のスマートフォンから自動的に多数の宛先に送信され,身に覚えのない通信料を請求されたり,アクセスした偽サイトに入力したID・パスワード等が携帯電話会社のキャリア決済などで不正利用されて身に覚えのない請求を受けるケースもあります。
不安に思ったり,トラブルに遭われたときには,消費者ホットライン(電話番号:188)または県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
宅配便業者を装った「不在通知」の偽SMSに注意しましょう-URLにはアクセスしない、ID・パスワードを入力しない!-(独立行政法人国民生活センターホームページ)