高校生の娘が,ライブ配信アプリで「投げ銭」をしていた。支払額は合計21万円で,無断で母親のクレジットカードで決済をしていた。どうすればよいか。(契約当事者 10歳代 女性)
契約者が未成年の場合は,アプリ運営会社あてに未成年者契約の取り消しを主張することができます。取り消しの対象になるかどうかはアプリ運営会社との交渉次第となりますので,相談する際には、ゲーム名や金額のリストをまとめておきましょう。お困りの場合は,県やお住まいの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
※成人年齢引き下げにより,令和4年4月から,18歳,19歳の人も成年となり,未成年者契約の取り消しの主張はできなくなりますので,注意しましょう。
スマートフォン等でライブ形式の動画を配信したり、視聴したりする「ライブ配信サービス」の多くは無料で利用できますが、ライブ配信者を応援するために金銭などを寄付できるいわゆる「投げ銭」という課金機能があります。近年,子どもが保護者のクレジットカードや携帯電話のキャリア決済を利用し、高額な課金をしてしまうケースが増えています。
被害にあわないようするため,以下の点に注意してください。
◆クレジットカードの名義人には,管理義務があります。クレジットカードやキャリア決済の暗証番号をしっかり管理しておきましょう。
◆子どもがどのようなサービスを利用しているのか、その決済の仕組みがどうなっているのか理解し、使い方について家族で話し合い,前もってルールを決めておきましょう。また,ペアレンタルコントロールやフィルタリング機能も上手に活用しましょう。
子どもにとって好ましくない内容のウェブサイトやコンテンツに対し、利用や閲覧の制限を設ける機能