スマートフォンからお試しのダイエットサプリを購入したら定期コースだということが分かった。金額に見合う効果がないので解約したいが,販売店と電話が繋がらない。(相談者・契約当事者 40歳代 女性)
解約の電話が繋がらない場合は,問合せフォームやメールでも解約の申し出をするとともに,電話の発信記録や送信メールなど事業者に連絡した記録を保存しておきましょう。
「初回無料」や「初回モニター価格」などと広告している商品は、定期購入が条件であることが多くあります。注文前に契約内容や解約・返品の条件をしっかり確認しましょう。 動画サイトやSNSで「初回無料」や「初回○○%オフ」など,お得に購入できるという広告を見て化粧品やサプリメントを注文したところ,実際は決められた回数の購入が必要な定期コースとなっていたという相談は,年代を問わず大変多く寄せられます。
また,「いつでも解約できる」と広告に記載されていても,事業者に電話が繋がらず,解約申請期間が過ぎてしまい次回の商品が届いてしまったという相談も多くあります。
広告では,「効果がある」「お得である」という部分のみが強調され,その反面,定期購入が条件であることや解約の条件などは小さく表示されていたり,分かりにくい場所に表示されていることもあり,2回目の商品が届いて初めて定期購入だと気づくケースもあります。
通信販売にはクーリング・オフ制度はなく,原則,事業者が定める返品特約に従うことになります。
注文する前に,「定期購入であるかどうか」や「解約・返品ができるか,またはその条件」をしっかり確認しましょう。
解約の電話が繋がらない場合は,時間や日にちを変えてかけ直すとともに,メールなど他の方法でも事業者に連絡してください。電話の発信記録や送信メールなど,事業者に連絡した記録は保存しておいてください。
解約の連絡をしないまま一方的に送り返したり受取拒否をするとトラブルが複雑になることがあります。交渉がうまくいかないなどお困りの際は,お早めに消費者ホットライン(電話番号:188)または県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
相談激増!「おトクにお試しだけ」のつもりが「定期購入」に!?-解約したくても「解約できない」、「高額で支払えない」…-(独立行政法人国民生活センターホームページ)