「有料サイトの未納金がある」と電話番号あてに入る短いメール(以下,SMSという)が届いた。自分が契約している大手携帯電話会社もお知らせSMSを送ってくるので,携帯電話会社だと思い,文面に記載された番号に電話した。すると「昨年1月に有料サイトに登録し,放置している,今日中にサイト利用料金40万円を支払ってください」と言われた。身に覚えがなく,「警察に相談する」と答えたら電話が切れた。(相談者・契約者 80歳代 男性)
身に覚えのない料金を請求するSMSは、実際に利用したサービス等の請求ではなく架空請求の可能性が高いです。身に覚えがなかったり,記憶があいまいなときはSMSに記載された電話番号やメールアドレス,URLには,連絡をしないようにしましょう。
困った場合は,県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
上記の相談のような身に覚えのない料金を請求するSMSに関する相談が,当センターにも多く寄せられています。
架空請求のSMSの場合,悪質事業者がランダムに組み合わせた電話番号に無作為に送信されている可能性があります。
また,架空請求のSMSやメールは大手企業名を勝手に名乗っていますが,宛名やサイト名を記載していないことがほとんどです。
不安にかられ相手に連絡してしまうと、やり取りする中で金銭を請求されたり、個人情報を相手に知られる(聞き出される)可能性があり、一度お金を払ってしまうと取り戻すことは困難です。また、新たに個人情報を知られることで、その後も同じようなSMSやメールが届く可能性があります。実在する事業者を名乗っていても、届いたSMS等の内容に身に覚えがない場合は、決して連絡せずに無視して様子を見ましょう。
不安に思われることがあったら,消費者ホットライン(電話番号:188)または県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
突然、身に覚えのないサイトから料金請求のSMSがきた!-(国民生活センターホームページ)
新手の架空請求手口にご注意!債権回収業者から「過去の契約の未納料金・損害金の和解」を求める電話!?-(国民生活センターホームページ)
「利用した覚えのない請求(架空請求)」が横行しています-(国民生活センターホームページ)
架空請求-(国民生活センターホームページ)